聖号十念
京都教区浄土宗青年会は発足より40周年を迎えることができました。 これもひとえに準備期から研鑽を続け、さらなる発展、次世代の育成にご尽力頂いた諸先輩 方のおかげと心から深く感謝申し上げます。
私が京浄青の活動に初めて参加した時、すでに30歳を超えておりました。前職を退職後、再び僧侶としての歩を進めるにあたり「いかに研鑽 を積めばいいのか」と、迷う時期がありました。勉強が不得手なこととは別に、まず学ぶこ とのできる場所はどこにあるのか、そもそも何からすれば良いのか。私にとってそれらは、 とても大きく高い壁となりました。そんなときに、あの水色の封筒を初めて開封し、私に研鑽の道を示してくれたのが「京都教区浄土宗青年会」でした。
青年会の活動は発足以来「研鑽・親睦・教化」を三本柱としています。私に京浄青での活動の何気ない会話は自然と相談へと繋がり、一緒に勉強できる場所も作れました。 さらに活動を通して共に協力し合った方々の立ち居振る舞いも勉強となりました。
そのような貴重な機会をいただける青年会にて、ご縁を頂戴し会長職を引き継ぐにあたり、私自身まだまだその器ではないとも考えております。しかしながら、青年会に助けられた私だからこそ、恩返しがしたい一心で会長職を拝命いたしました。
今後会長を務めるにあたり、当会は「どのような環境の方でも自然に関わることのできる青 年会」を目指し、新執行部一丸となり精進する所存でございます。
賛助会員 諸大徳各位、正会員 各位におかれましては、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよ う心よりお願い申し上げます。
合掌